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物事は常に適正なバランスが望ましい

2009/01/02 10:46

 

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

 

さて、これは非常に個人的な体感かもしれないが、昨年末近所の自由が丘に

ランチや夕食を食べようと出かけてみると非常にお休みのお店が多くて驚いた。

 

たまたま自由が丘だけなのかもしれないが、食べに行こうと足を向けたお店お店

全てにフラれてしまい、さながらジプシーのようにあちらこちらへと開いているお店

を探してしまった。

 

最近の世相を反映し、お店を開けているよりも人件費や光熱費が抑えられ、

少ないお客さんを相手にするより利益の確保につながるというのもあるかもしれ

ない。

 

それは飲食店に限らず、多くのお店がそうだったが、あるべき姿として私は個人的に

非常にいいことだと思う。

 

確かに不便ではあるのだが、私が子供の頃など、お正月と言えば本当にどこもお店

はやっていなかったし、食料を買い溜めしたり、まさにそのために「おせち料理」が

あったと思う。正月早々街に繰り出すというのは本当に感覚としなく、お餅やおせちを

食べては家族団らん花札をしたり将棋をしたり、合間にみかんを食べたり、年賀状を

じっくり読んだり、お返事を書いたり・・・。いわゆるお正月の時間というものが流れて

いた。

 

まあ今時そんな退屈な時間を過ごせない・・・と言われてしまいそうだが、年々お正月

はお正月らしさを失い、一時期は元旦でもデパート営業、そんな時もあったと思う。

 

それはお正月をひとつの例としてあげたが、あらゆる「サービス」が適正を欠き、いき

過ぎていると感じる。うまく表現できないが、消費者に迎合しすぎというかなんというか

そういう無理がいよいよ破綻を来たし、便利さともう少し前の時代のちょっとした不便さ

の共存が新たなテーマになるのではないかと私は思う。

 

24時間営業のお店、安ければいいいという食料品・飲食店、レッドオーシャンで徹底的

にコストを切り詰められたあらゆるモノとサービス。それを支える切り詰められた人件費、

非正規雇用者、長時間労働・・・、便利な事は非常にいいことなのだが、特に安ければ

それでいいという「食」に対する無知、警戒心のなさ、モラルの無さが引き起こした食に

対する不信感は今更説明するまでもないだろう。消費者に迎合するあまり、逆に消費者

にそっぽを向かれてしまう本末転倒が起こってしまう。

 

 お店はどんなに遅くとも23時頃には閉店していていいと思うし、お休みもちゃんととる。

食料品で言えば、安全なものをきちんと作ってそれなりに利益がでてきちんと生産者が

食べていける、生き残れる、次の投資を行える、そうした適正な循環が必要に思う。

 

もちろん、そんな「余裕」がないのも分かる。激しい競争がある。そんなことをしていたら

生き残れない。ライバルに出し抜かれる。こんな不況でできるだけ安いものを買いたい、

生活していけない。だからそんな理想論は意味がない。コンビニの深夜営業についても

数年前から実に様々な議論が繰り返されている。

 

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080626/trd0806261100007-n1.htm(産経新聞)

http://sankei.jp.msn.com/life/environment/081121/env0811212344003-n1.htm(産経新聞)

 

だが、わずかではあるが適正なサービスの創出に向けた新たな流れが生まれ始めている

のもまた事実だ。

 

不況の苦肉の策とも言えるが、

三越伊勢丹HD 地方で定休日復活へ 大都市は時間短縮も」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081228-00000018-maip-bus_all(毎日新聞)

 

ということで、元日以外の定休日を復活、大都市の店舗では営業時間の短縮も視野に

入れているそうだ。

 

2009年の福袋では、銀座三越で、なんと千葉県市原市の農地を1年間借りて農作業体験が

できるものも販売されている。

http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/081231/sty0812311301001-n4.htm(産経新聞)

 

食の安全、農業復興に対する意識も非常に高くなっているのではないかと思う。

 

一方「情報サービス」の世界でも大きなうねりがアメリカで起きている。新聞業界の衰退に

伴う様々な生き残り策である。

 

デトロイト・フリープレス」(約29万部)と「デトロイト・ニューズ」(約18万部)は、景気後退など

による業績悪化で日刊紙2紙の宅配を週3回以下に減らすことを決め、好調なweb版にさらに

力を注ぐそうである。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/081219/amr0812191725011-n1.htm(産経新聞)

 

クリスチャン・サイエンス・モニター紙も日刊から週刊に切り替え、ネットを強化する方針を

打ち出している。

 

もちろん日本ではまだ考えられないし、まさに「新聞の存在」そのものを問われる決断だが、

適正な利益の中で、適正なサービスを行う大きな流れのひとつだと個人的には感じている。

 

不況、業績不振を打破していくひとつの手法としても、「便利さ」と「我慢できる範囲の不便さ」

新しい形の共存を様々な分野で追求していくことになるそんな1年になるのではないかと

個人的には思う

 

 

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株価暴落でなんとなく思うこと②

2008/10/13 00:01

 

 しかし、個人的な結論で言えば、今回のこの大暴落は明らかに行き過ぎであり、

パニック売り、オーバーシュートだと思う。

まあやむにやまれぬ機関投資家の巨額のロスカットなのかもしれないが・・・。

 

 大きな意味で誤解を恐れず言えば(批判はあるかもしれないが)、アメリカの金融

危機は、迅速に総合的な対策を打ち出し、世界各国がこの危機を真剣に受け止めた

時点でやはり対岸の火事である。

 

 対岸の火事というと、少しニュアンスが違うが、日本の各企業の良さや特色を無視

し、何もかも先行きが不透明とアメリカに振り回されすぎだと思う。

 

 昨日のブログと相矛盾するような意見ではあるが、アメリカアメリカ、日本は日本

というスタンスがあまりになさすぎるという意味である。

 

 もちろん、それは世界経済全体のつながりでは、そんな綺麗ごとを言ってはいられ

ないが、日本の「個」というものがあまりになさすぎるように思うのである。

 

 ブログ「naga2383の辛口トーク」の著者は香港に住んでいるそうだが、日本の

魅力ある製品の数々が、日本人が想像する以上に受け入れられている生の現地の

様子を分かりやすく書いている。

 

 例えばお菓子。お菓子業界は地味な銘柄が多く、すでに成長産業ではないディフェン

シブ銘柄。投資の魅力に乏しいように思うが、しかし実際は香港や台湾、タイ、中国の

スーパー、商店に至るまでありとあらゆるところに日本のお菓子が並べられているそう

である。

 

しかも日本語表記そのままのパッケージが売れているそうだ。

大きな作り変えものコストも必要なく、アジア各国でお菓子がばかうれすることもあり

得るかもしれない。日本製品の質の高さ、信頼感は群を抜いているのである。

 

そういう世界規模での可能性をもっと我々は感じるべきだし、そういう意味では「自信」

アメリカに振り回され右往左往しない「自信」を持っていてもいいのではないかと思う。

 

 折しもトーマツが毎年行っている「日本テクノロジー Fast50」の発表があったばかり。

 

http://www.fast50.tohmatsu.co.jp/

 

これはテクノロジー関連業界における急成長企業を顕彰し、毎年ランキングを発表して

いるもの。
 

上位10位の企業は、既に有名な会社もあるが、新しい試みをしている躍動感、新しい

企業の息吹のようなものが伝わってくる。

 

根拠のない自信で裸の王様になっても仕方ないが、最近の株価を見ていると本来の

企業価値(たとえばひとつの指標としてPBR)と全く整合性の取れないものが散見される。

 

まだまだ落ち着くまでに道は険しいと思うが、果てしない奈落の底に落ちているように

見えて、やはり時間がたてば、株価は本来あるべき姿に近づいていくのではないかと

思う。自分自身に言い聞かせるだけかもしれないが、冷静でありたい。

 

 

 

 

と難しいことばかり考えていても疲れてしまうので、気分転換には・・・・

http://mahalo.iza.ne.jp/blog/マハロとレアのTYPHOON一家

ワンちゃんとネコちゃんがかわいくて癒される。

 

 

 

 

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株価暴落でなんとなく思うこと①

2008/10/12 20:06

 

 今さらながら、株価の暴落が激しい。よくぞここまで・・・というか、日経平均という数字が
ここまで「意味のない数字」に見えてしまったのは、個人的にも初めての経験である。
 バブル後最安値「7607円」を下回るのも時間の問題・・・という感覚もあり果てのない不安
が広がる一方である。
 
 2003年当時も日経平均株価が20年ぶりに8000円を割り込み、4月28日にバブル
最安値をつけたそう。当時は、イラク戦争やSARSの流行で、やはり景気に対する先行き
不安感が大きかったのだと思う。
 
 私自身は全然専門的な知識がある訳ではないのだが、日経平均が10,000円前後の時に
銀行や新興ネット系の株を買い、それなりに痛手を負っている。
 
 当初アメリカサブプライムローン問題、金融不安に端を発した今回の暴落劇。もちろん
アメリカがくしゃみをしたら日本が風邪をひく、という通り、日本が大きな影響を受ける
ことは重々承知していた。
 
していたつもりだった・・・
 
 それでも心のどこかで、アメリカアメリカ、日本は日本という対岸の火事的な受け止め方が
意識の片隅にあったことも否めない。
 
 当事者のアメリカの暴落につられるどころか、日本はそれ以上に暴落する。
 
株価が上昇する時は他のどの先進国よりも上昇しにくく、下げ始めれば世界一大きな下げに
見舞われる。日本の株式市場って一体なんなんだろうと。
人の顔色ばかり窺い、自律性がない。人が売ると言えば自分も売る。そこにポリシーや戦略は
あるのか。
 
大きな意味では対岸の火事だったはずのこのアメリカの金融危機に、一体どれだけ振り回され
れば気が済むのか。なぜマスコミは暴落、暴落とただ騒ぎたて、不安を煽るだけで、なんの対策、
この危機を救う提案をもっと政治にしないのか。そんな被害者意識に少なからず支配されて
しまった。
 
しかし思えば、これはアメリカに端を発したというのはただの見せかけで、その実日本の政治、
日本という「会社」そのものの現時点での純粋な否定なのではないかと思う。
 
当たり前といえば当たり前のことなのだが・・・。
 
株価がいくら下がろうとも、危機意識ゼロ。何の対策も立てない。大暴落して、ようやく重い腰を
あげはじめる。事件がおきないと警察が動けないのと同じように、危機管理って一体何なのか。
本当に問いただしたい。
 

日本になかなか投資意識が根付かないのは、自分自身肌で感じることではあるが、大和生命の

破綻でわかるとおり、経済社会で生きている限り何の関係もないということはありえない。

いくら株なんてやったことがない人が圧倒的だったとしても、この状況に対して国をあげて一刻も

早い対応をしつつ、アメリカの戦略(この暴落でも結局アメリカが大儲けするような仕掛けが

されているに違いないと勝手に思っている)に対抗する国家戦略が必要なのではないかと

思ってしまう。

 

東証の投資家が大部分外国人というのも大きな影響はあるかもしれないが、アメリカがくしゃみを

した(というか今回はがんを宣告されたようなものかもしれないが)からではなく、まずは日本自身

がそれ以上に重病、危篤であるという当たり前のことに目を向けなけなければならない

 

 

(つづく)

 

 

 

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「居酒屋タクシー」のサービスは適正なのか否か

2008/06/27 21:43

 

 「居酒屋タクシー」問題は、確かに早期の幕引きを計りたいのか、非常にスピーディーに調査が
進められ、処分がくだった。
 結果としては1402人が金品の提供を受け、このうち33人を国家公務員法に基づく懲戒処分とし、
118人が訓告、厳重注意処分となったとのことである。

 しかし、この問題は倫理観や、考え方の問題であり、その根本の部分をさらっと流しては、また形
を変えて他の場面で何度も繰り返される問題
なのだと思う。

 現実に、既に何度も同じような問題が起きては消え・・・の繰り返しで、もちろんこの居酒屋タクシー
問題もまたかと繰り返された歴史のひとつに違いない。

 ただ、難しいのはこの問題を語るときに、そもそも「官僚が悪いのか」あるいは「過剰とも思える
サービスをしていたタクシードライバーが悪いのか」
と視点、立場を変えるとやや見える景色が変わる
ことである。

 ということで、問題点を少し整理すると

【官僚】

①そもそも毎日タクシーを使う勤務が本当に必要だったのかどうか。
(効率的な働き方。残業削減の工夫)

②銀座などの繁華街で私的な飲食のあと、馴染みの運転手を呼んで帰宅。
(プライベートでの利用。公私混同)

③銀座のクラブなどで、ホステス等にタクシー券をばらまいていた。
(第三者への利益供与

④どこから乗っても「霞ヶ関」から精算していた場合もあり、そもそも適正な料金を払って
いたのか
 (水増し請求とそのキックバック)

⑤公務員はいかなる金銭的授受をしてはならないのかどうか。(倫理規定)


【タクシードライバー】

①お得意様にサービスするのは当たり前だが、行き過ぎだったのかどうか。

②特定の個人(特に公務員というだけで問題になるケースが多い)にのみサービスが
偏っていなかったか。 公平なサービス提供がなされていたか。

という感じであろうか。もちろんこれは私の個人的、恣意的な見方、感じ方なのであまり深く突っ込まな
いでいただきたいところだが、この問題が明るみに出てから、急激に深夜タクシーの利用が減った
ようなので、官僚の側から見れば全てレッドカードで、税金の無駄遣いとかいうかわいらしいものを
はるかに超越
して、窃盗とか横領とか詐欺とかそういう類のものだと思う。

使っていいお金をほんの少し贅沢に使ってしまったというわけでは全然なくて、そもそも使っては
いけないお金を使っているわけだから、無駄遣いではなくやはり「税金の横領」なのだと感じる。
議論の余地も特になく論外だ。
本当に返してくれとしか言いようがない。

 一方タクシードライバーの側から見ると、これはなかなか難しい。お得意様にある程度のサービス
をするのは、営業努力としては至極当然であるからだ。法人相手の一括割引サービスみたいな側面も
あるのかもしれない。

 しかし、法人対法人の割引とは違い、やはり個人が利益を享受していることが問題なのだと思う。

サービスとして透明性を高めて営業活動を展開するのであれば、やはり、財務省の人が使う1万円と、
我々が使う1万円で同じサービスというか、同じ扱いがなされれるのがいいような気がする。
ビールの1本、栄養ドリンクの1本くらい出されてもいい。

 もちろん財務省の人が使う1万円は、年間に何百万円にも化ける1万円なのだろうから(笑)同じ扱い
などできるわけがないとは思うが、サーモンとかお米券とか現金とか、それはもう公平なサービスを通り
越して、やっぱり「賄賂」なのだと思う。
 誰に対しても、ある程度同じ基準で同じサービスをしろとは言わないが、筋の通った行動こそが
そもそも商売の基本中の基本だと思う。
 特にタクシーという密室で誰も見ていない、誰にも見えない部分でなされることだからこそ逆に
コンプライアンスというか、より倫理的な側面が問われる。
見えないところで、いや見えないところだからこそ逆に襟を正す。官僚にそんなまっとうな事を今更
求める気にもなれないが、そんな奥ゆかしい大事な何かが失われてしまっているのがやっぱり寂しい。




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またまた「アサヒル」!?「死に神」だなんて小学生の喧嘩レベル。

2008/06/21 22:29

 

 いい面も悪い面もあるのだとは思うが、基本的に日本の刑罰は少し軽いような気がしてならない。
もちろん人権に配慮した素晴らしい一面もあるのかもしれないが、こんなに死刑に消極的というか、
逆に一体そこに何があるんだというくらいどんな犯罪者に対しても頑なに死刑に反対する有識者が
多い事に驚く・・・。

 もはや何かの思想、宗教みたいなもので、主張している当人たちも理屈も、筋もないと思う。
どんな犯罪でも、あの手この手、わずかな隙間に難癖付けてとにかく死刑=悪の単純な一元論
から脱することができない。 

 なんだか分からないけど、嫌なんだ!反対なんだ!そんな駄々をこねる子供みたいな感じすら
する・・・。客観じゃなくて感情が前面に出すぎている。

 最近の風潮では特に精神的な面で責任能力がないなどと判断させたり、そんな事例も多くなって
きているが、一見物分りがよさそうで、でもよくよく考えてみるとかえって犯した罪の客観と司法が
きちんと向き合えないおかしさ
があるように思えてならない。

 精神的に病んでいて、責任能力がないというのは非常に大事だとは思うが、その時点で犯罪に
いたる経緯の全てが「無」になるわけではないと思ってしまう。 

 これは非常に感覚的ではあるが、明らかに被害者よりも加害者の人権を守ろう守ろうという異常
な逆転現象が起きていると思う。

 少し極論ではあると重々承知しているが、それでもやっぱり犯罪は「結果」だと思う。過程を辿れ
ば、同じ犯罪であっても確かに情状酌量とか、お涙頂戴ものもあると思うし、本当にかわいそうだな
と思うこともあるのだと思うが、それでもどこまで言っても「犯罪」なわけで、同じ
結果の犯罪に「色」がついてはいけないのではないだろうか。


 その特別な事情を判断するのが、思いっきり人間の主観なのだから尚更である。
 
 同じ犯罪、同じ結果なら、処罰も同じ。酷な言い方だが、それは精神的に病んでいようが正常だろう
が本来は関係ないことなのだと思う。
 どんなに正常とはいえ、やはり犯罪をおかしてしまうことはそれ相応に既に精神を病んで
いるわけで、恣意的な精神判定等であえてまた二重にフィルタをかけることもあるまい。

 ちょっと脱線する話だが、「筋」としては、目には目を・・のハムラビ法典ではないが、それぞれの犯罪
に相応しい量罰を適切に客観的に執行していくのが当然だと思う。
 最近伊坂幸太郎の「重力ピエロ」を読んだのだが、そうした犯罪に対する強い姿勢がたまたま書かれ
た面白い作品で、その中でも同じような発想がでできて大変共感した。
 小説風に極論すれば、腕を切り落とす犯罪をした人は、自分の腕を切り落とされる。まさに自分が犯
した罪に応じたそれぞれの罰を、責任を負うことが大事なのだと思ってしまう。

 重力ピエロの主人公の春はある特別な事情により、放火や殺人を犯してしまうのだが、その罪に至る
経緯、犯罪に対する考え方、それでも法律に結果として従わなければならないという客観性。非常に
示唆に富んだ小説だと思う(とは言え最後は結局春は自首しないままなのではあるが・・・) 

 とまあ、前ふりが長くなったが、朝日新聞で鳩山邦夫法相を死に神と書いた記事が話題となっている。

(産経ニュース引用)
 今月17日に宮崎勤死刑囚(45)ら3人の死刑執行を指示した鳩山邦夫法相を、朝日新聞が18日付
夕刊で「死に神」と報道したことについて、鳩山法相は20日の閣議後会見で、「(死刑囚は)犯した犯罪、
法の規定によって執行された。死に神に連れていかれたというのは違うと思う。
(記事は)執行された方に対する侮辱だと思う」と強く抗議した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080620/trl0806201109003-n1.htm

 デスノートの見すぎというかなんというか、死に神とはいかにも軽いですな・・・。
批判の理屈が「あいつ死に神じゃねぇ!?(渋谷の若者風)なんて、
ほとんど小学生の喧嘩レベル
死刑を批判するひとつの思想はもちろん構わないのだが、それに変わって犯罪を抑止する対案を出す
のもまた報道の役割なのではないだろうか。
 いやだいやだと駄々をこねるだけでは何も生まれない。

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映画 「ぐるりのこと」 (橋口亮輔監督作品)

2008/06/18 22:59

 

 非常にどうでもいい私事ではあるが、6月10日は35歳の誕生日であった。
 四捨五入するといよいよ40歳(笑)。いよいよ大台なんてあっという間なんでしょう。
きっと・・・。

 誕生日の日は、会社を休んで(別にさぼったわけではなく、もちろん事前に年休を
申請して)、一人で朝から映画を見に行った。

橋口監督の「ぐるりのこと」である。 

 橋口監督6年ぶりの作品ということと、非常に興味深い、心にずしりとくるような重みの
ある映画だと思っていたので、平日仕事を忘れて、少しのんびりした気持ちで、見たい
映画だなと思っていた。誕生日の日にひとりでそんな映画を見るのも悪くない。

 http://www.gururinokoto.jp/

 映画は、初めての子供の死をきっかけに、精神の均衡を少しずつ崩し、うつになっていく
妻(木村多江)と、彼女を全身で受け止めようとする夫(リリー・フランキー)。
 困難に直面しながら、一つずつ一緒に乗り越えていくふたりの10年にわたる軌跡を丹念
に丹念に描いている非常に素晴らしい作品である。

 結婚している人はもちろん、そうでない人も、人と人との絆というか、ただただそばにいて
くれる、近くに誰かがいてくれることのありがたさや素晴らしさ、本当の優しさって一体なん
だろう・・・。そんなことがよくよく分かる非常に秀逸な物語になっている。

 とにかくリリー・フランキーの演技が素晴らしい。法廷画家というまさに「現実のリリー・
フランキーにぴったり」の役どころだなと安易に考えていたが、それは大きな間違いだと
思う。 
 正直あれだけ自然に演じるというか、演じるということを通り越して、本当に「カナオ」という
人間そのもの。そのものの人となりで木村多江とぶつかっている。
ドキュメンタリーにも見えるほどだ。 「演技」を一切感じさせない。

 ちょっと大げさだが、人生の物の見方が根本的に変わるくらい心に深く染み渡る。
 
 人生は自分の力ではどうりもならないことの連続。 それは社会的な背景や環境もさること
ながら、妻や家族、人と人とのつながりの全てがそう。
 
 秋元康は、「決して逃げることなく、ずっとそばにいること。妻の行動にしても、あるいは彼女
の両親や兄にしても、社会的に褒められる人たちなわけではない。欠点も失敗もたくさん抱えて
いる。それでも、彼らのそばにいることを前提に、自分は彼らに何をしてあげられるのだろうと
考える姿勢。彼らの行為を是か非かではなく、そばにいる彼らの
ために何をしてあげられるか考える。
それが人との絆の中で一番大切な
こと」 

とこの映画のもっとも重要な本質の部分を解説しているが、本当に、そうしたことが絵空事や
綺麗ごとではなく、泥臭く生々しく少し引くくらいにリアルに描かれている。

 あまり細かいことを書いてもネタばらしになってしまうが、特に個人的に心に残ったのは、
翔子の実家で催された、兄の子供の誕生会の席。何かの歯車が音をたてて崩れていくかのよう
に不気味な笑い声を突然あげる翔子。精神のバランスがとれていない。
なにかがおかしい。
 そんな時、少し困惑した表情を浮かべながらも、肩から少しずれた洋服をそっと無言で、
でもいつもやりなれているような、非常にさりげない自然な形で、カナオがなおす。気付かれない
ようにそっと洋服を整える。
本当になんてことのない、見落としそうなひとコマなのだが、なんと大きな愛情にあふれた行為か。
そうしたカナオの心がぎゅっと凝縮され、あふれ出さんばかりに温かいものとしてスクリーンを満た
していた。
これこそがそばにい続けることの優しさを象徴したものだったのではないかと思ってしまったほどだ。

 2時間半となかなか長い映画だが、あまりその長さを感じさせないと思う。
 
 興味がある人は是非見て欲しい映画だと思う


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アスキー創業者 「西和彦(にしかずひこ)」氏 講演会

2008/06/07 21:57

 

 淑徳大学で開講している21世紀を担うリーダーシップ養成講座。毎回、普段めったに会う
ことのできない偉大な方々にさらっと会えるのでなんだか感覚がおかしくなる。

 前回お会いした元日本テレコム社長の倉重さんも、「東洋経済」 をたまたま読んだら「IT業界
の大物」として写真入りでさらりと紹介されていて(笑)、おおっ、会った会ったと改めて貴重な
時間を過ごしていることを痛感させられる。

 今日お会いして感動したのは、アスキーを創業した西和彦氏
まあ誰もが知る超有名人だ。

アフラックの大竹さんとは全く正反対の破天荒で、変なおじさんなのだが(笑)、底知れぬ小宇宙
のような存在で、懐が広く、器が大きく、とらえどころがないようで、どっしりとした人間としての土台
の確かさ、安定さ、その上に無限に広がる発想の豊かさ突拍子のなさに惹き付けられた。 


「ヒトの能力に限界はない

自分自身の限界を設けたとき、初めて限界が存在する。

人生の成功には限界がない

自分自身で限界を設けたとき、成功がストップしてしまう。

自分自身の能力の可能性について

自分で制限を加えてはいけない」
 


という彼の言葉が特に印象に残る。

ちなみに、仕事を好きになってとことこんやれない人は成功しないが、矛盾するようだが、これでも
か!これでもか!と自分を追い込み自分に厳しすぎる人もやがて息切れするし、すばらしい発想も
沸かない。成功しない。と話されていた。

いかに「休んでいるか」

休まない人はダメ。「遊んでいるか」ではなく休んでいるか。 


そういう時間を過ごすことが大事という話を聞き、それも随分ビックリする。まあ言われれば当たり前の
ことだが、逆転の発想だなと改めてその重要性を痛感した。

余談だが、

 情報はどこから得ているのか?

という受講生の質問に対し、
 
「インターネット 50%、雑誌・本50%」

 雑誌や本の量は・・・?

 「2メートル」

メ、メートル(笑)!? 面白い表現だなと思わず笑ってしまった。 

雑誌や本を重ねて2メートルってどんだけ・・・。

ちなみに金額にすると毎月20万円分くらいだそうだ(笑)。

すごい。

情報の鮮度のたとえとして、

人の話 お刺身
雑誌   一夜干し
本    缶詰


なんていう表現も、なかなか洒落ていてさすがだなと感心。本当にアイディアというか、発想が
豊か。楽しんで仕事をする。好きなことをとことん突き詰める。
なんだか今我々が失ってしまった大事な何かを思い出させてくれる。

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アフラック創業者(最高顧問) 大竹美喜氏の講演会

2008/05/25 14:38

 

 淑徳大学で開講している21世紀を担うリーダーシップ養成講座。本日はアフラック創業者、
日本に初めてがん保険を持ち込んだ大竹美喜氏のお話を聞いた。

 産経新聞社でも顧問をやっており、本当に幅広いネットワークであちこちの顧問などをして
いるようだ。

 しかしまず驚かされたのは、大竹氏のあまりの腰の低さ。そして謙虚さである。語る内容は
どれも日本という社会に対する奉仕、貢献の精神に熱く、ややもすると商業主義に陥りがち
なビジネスを「文化」の創造にまで高めている、まるで宗教家のような穏やかさと静かさ
が漂っていた。

 しかし、腰が低く、穏やかな、そして朴訥とした語り口の中にも、彼の熱い思い、めらめらと
燃え盛る炎が見える。このリーダーシップ養成講座の中では、数々のビジネスリーダーと相対
してきたが、なんだか次元が違うような気がしてしまった。

 本日は主に日本の社会で混同されがちな「リーダー」と「マネージャー」の違いを、彼がアフ
ラックを日本で立ち上げるまでの半生と重ねながら分かりやすくレクチャーしてくれたのだが、
それ以上に、人としての当たり前の大事なものを思い出させてくれるような話がいくつもあった。

 日本だけではなく、今世界中で何か歯車がかみ合わず、様々な面で音を立てて崩れ始めて
いる雰囲気を感じる。その全ての元凶は、

①嘘
②偽り
③見栄

だと大竹さんは述べていた。言葉にすると本当に当たり前のことなので、この「温度」をなかなか
伝えきれないのがもどかしいが、今我々に一番求められているのは、

「真実を語る勇気」

「真実を聞く勇気」


真実を語るのは確かに怖い。この勇気を出すことが一番大変である。真実を語れば、非難轟々、
周りからは浮き、苛められ、本当に辛い。孤立する。勇気がいる。
しかしその勇気を出すことをいつの間にか、誰しもができなくなり、そうした部分にこの国は嘘をつい
てきてしまった。企業も国も政治もそう。それが全てをダメにしてきてしまった。

正直に全ての情報をオープンにして共有して、一番根っこの問題を押さえて見据えない限り問題は
決して解決しない。

真実を聞くこともまた同様である。大竹さんが感じるリーダーの資質として一番大事なのは、もしかしたら

「違った考えの人の意見を素直に聞く」

ことかもしれない。と話していたが、それほど素直に耳を傾けるというのは難しいことである。現在日本の
企業を牽引する人の中にも、「唯我独尊」的な考えの人が多く、それは到底リーダーとは言えない。

確かに上司の件に耳を傾ける必要もあるが、上司も万能ではない。時には間違うこともある。言いたい
こと、言うべきこと、言わなければならないことは、必ず言う。上司もそれに耳を傾ける。
仮に部下の意見に素直に耳を貸すことのできない上司は、すぐに下からの意見があがってこなくなり
裸の王様になるだけである。

「耳の痛い意見を聞く度量が必要」

 そしてこれは大竹さんだけではなく、ビジネスリーダーの多くが期せずして必ず同じことを言うのだが、
(エピソードとしてはどれもその人なりに個性的で全く違うものだが、映画監督の龍村氏にしても、
あのダライ・ラマにしてもみんな同じことを述べている)、それは自己愛ばかりがまかり通る世の中
になってしまったこと。

 利他愛

が本当になくなってしまったと嘆く。いかに他人を幸せにすることが幸せと感じるかどうか、自分は
生きているのではない、生かされているのだと気づくことが大事とのこと。

確かにお金は稼がなければ生きていくことはできないが、どんなビジネスであっても、自分がよければ
それでいいというのは全く意味がない。

アメリカンファミリーもいまだ、「うちの会社は誰のためにあるのか」「誰から給料をもらっているのか」
それを常に問い続け、社会貢献の視点を失わないそうである。

そしてもうひとつ。

「失敗を恐れない」

これも非常に重要なことと大竹さんは強調していた。人は神様ではない。だめなところもたくさんあるし、
失敗するのが当たり前。
だから失敗しても嘆かない、当たり前と思う。失敗こそが成長の糧。

ちなみに大竹さんは、自分の体験談や、アメリカンファミリーを日本で作り上げた苦労などの話は、
頼まれても基本的には全部断っているそうだ。
それは自分でこの苦しみを感じ、味わわない限りは、大竹さんが何も言っても伝わるわけがない、言葉が
届くわけないということを十二分に分かっているからとのこと。

自分で苦しんではじめて、大竹さんの言葉、話が実感できる。伝わる。生き方にしてもリーダーシップ
にしても全てがひとそれぞれ。人の数だけそのパターンがある。成功体験など何の役にも立たない。
学べるのは自分の失敗からだけ

だから今日話したことも鵜呑みにされても困るとお話されていた。自分で追う。自分で作る。自分にだけは
嘘をつかない。その先に見えてくるものが必ずあるのだろう。

最後に大竹さんは、「私は今こうしてお話をしていますが、報酬も一切もらっていない。講師ではありま
せん。皆さんにお会いしたくてただ出てきただけの同士です。これからの日本という社会を少しでもよく変えて
いくための同士です」

とおっしゃっていた。う~ん。器が大きい・・・。

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週刊新潮のこの感覚って・・・。世間とずれまくり!?

2008/05/22 23:04

 

 本日発売の週刊新潮で「産経新聞だけじゃない! 経費削減でサラリーマンはつらいよ」特集
なるページがある。

 マクドナルドやショップ99をはじめ、残業問題に関する報道は日に日にシビアになり、やや現実性
を欠いた法律と企業の熾烈な!?戦いが続いている(笑)。

 労働者を保護するために、もちろんきちんとした法律とその遵守、つまりコンプライアンスが重要
なのは言うまでもないが、なんというか現実離れした法律がまかり通っているのもまた事実。

 たとえば外回りの営業マンに認められている「事業場外みなし制」がある。これは日常的に外出し、
上司の管理が及ばない外回り勤務者の「みなし制」である。

 みなし

ってそもそも一体何!? とぴんとこない人もいるかもしれないが、簡単に言えば、あちこち回って
上司の目が行き届かないから、きちんと勤務時間や残業時間を把握していなくても、何時間勤務した
ものと「みなす」というものである。

残業代もそのみなした労働時間(もちろんそのみなしたものが実態とかけ離れていれば違法)に応じて
払えばいい。

ところが、外から戻って営業日誌を書くなど、社内にいる時間は「みなしはダメ」とか、携帯で上司と
頻繁にやりとりし、実質労働時間を管理できる場合は同様に「みなしはダメ」などと決められている。

しかしそんなのいちいち勤務管理を切り替えることも難しいし、みんなみなしにしてしまっているのでは
ないか・・・なんて思ってしまう。どうなんだろうか。

しかも、みなしであっても深夜や休日出勤に関しては、全て勤務実態に合わせて割増を支払わなければ
これまた違法。

でも矛盾する。

そもそも労働時間をきちんと細かく管理できないから「みなし」なわけで、深夜時間がきちんと管理できるなら
みなし制なんていらない・・・。

全部管理できているわけだ(笑)。まったくおかしなことになっている。

「管理できないけど管理しろ」という法律

に振り回される企業の疲弊もなかなかのものだろう!?

ちょっと脇道にそれてしまったが、週刊新潮の記事。これを見て大爆笑したのだが、まず産経新聞社。

「小学生の子供じゃないんだから、いちいち部長歯医者に行ってきますなんて言いにいけますか?」と中堅
社員が言っている。

ええっ!?

私用で職場を離れるのに、管理職に何にも言わないで出て行けるんだ・・・とその自由な風土!?にビックリ。
どっちが小学生だか分からない。理由を言わず抜けるほうがよっぽど小学生みたいなものだ。一般
企業の当たり前の感覚とかけ離れている。面白い。

さらに在京テレビ局社員
「社用者がないので、朝駆けも電車です。朝のラッシュに3本も電車を乗り継いで、現場につく頃にはもう
へとへとです」


ええっ!?

朝のラッシュで通勤なんて当たり前じゃない・・・・。社用車!? ハイヤー!? ついていけない。
ちなみに私も朝は4本電車を乗り継いでいますが何か!?

サラリーマンを敵に回しますな。これは・・・。

極めつけは「ハイヤーを待たせたまま雀荘に入り浸っていたなんていう話は昔話。昔を懐かしむ」なんていう
文章が・・・(笑)。

ええっ!?

雀荘!?仕事中!?あの頃が良かった!?

う~ん。くらくら。そんなおかしな感覚マスコミだけなんじゃないだろうか・・・。一般の会社とかけ離れすぎている。
その感覚・・・。

それをここまで特集で取り上げてしまう、週刊新潮の感覚って・・・。やはり同じマスコミの感覚なんだろうなと。

なんだか心配になる記事。もっと普通の感覚をもって記事を書いてほしいと思ってしまったのは私だけ・・・!?


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感謝感謝! 250,000アクセス!

2008/05/20 23:50

 



このところすっかり書くペースが鈍り、サボリがちで恐縮ではあるが・・・・一応区切り

25万アクセスに到達。

もう本当に感謝感謝感謝・・・。そんな言葉しか出てこないが、本当にありがたい。

恐れ多い。貴重な時間を、アクセスしていただき本当に身が引き締まる思い。

引き続き、書きたいときに無理のないペースで、思うとおりに書いていきたい。

そんな自分へのご褒美は「GOLDEN EGGS」のDVD(笑)。いやあ、楽しみ楽しみ




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